
商品をリアルチャネルで体験してもらわないと、伝えられない要素は多くあります。例えば、化粧品のテクスチャーや香り、食品の口触りなど。しかしリアルなタッチポイントを創出しづらいポストコロナ社会では、顧客との接点に課題を抱える企業が多く存在します。ブランドマーケターにとって、ブランドと消費者のタッチポイントをいかに創出するかの重要性は増しているのです。
2020年10月よりスタートした「aircatalog present【エアプレ】」は、オフィスの福利厚生型Webメディアを活用し、ターゲットの自宅へ商品をお届けするギフティングサービスです。ポストコロナ社会で課題となる、ブランドのタッチポイントを創出し、商品体験後の口コミまでをサポートします。
今回は、【エアプレ】を導入いただいている株式会社STYLECの代表取締役・八木さんに「エアプレ導入前の課題」「エアプレ導入の決めて」を伺いました。
株式会社STYLEC
男性の印象向上をサポートするメンズ化粧品ブランド「ROGEN(ロージェン)」を展開。2020年2月に、ROGEN第一弾の商品であるオールインワンタイプの「ROGENオイルリッチローション」を販売開始。ROGENは、-Road to gentleman- から生まれ、ジェントルマンへの道を切り拓くを意味している。
八木 理恵
ROGENを運営している株式会社STYLECの代表取締役。2019年に設立。キャビンアテンダントとしてキャリアをスタートし、現在は、国際イメージコンサルタントという肩書きで、印象や肌マネジメントを伝える活動をしている。
1. ROGENを立ち上げてから今まで
- ROGENは、どのような経緯で立ち上げたのでしょうか?
男性の「印象」を良くするためのサービスやプロダクトが充実していない、と感じたことがきっかけです。私は、以前キャビンアテンダントをしており、今は国際イメージコンサルタントとしても活動しています。そのようなキャリアの中で、ビジネスマンにお会いする機会が多かったこともあり、男性の「印象」に高いポテンシャルを感じました。しかし、男性の印象をサポートするサービス・プロダクトが、女性と比較したときに少なすぎる。そのような課題のソリューションとして、メンズコスメブランド「ROGEN」を立ち上げました。

- たしかに、女性と比較するとメンズコスメのサービス・プロダクトは少ないですね。
最近はメンズコスメブランドを多く目にするようになりました。しかし、オンライン会議が増えて見た目を気にする男性が増加したポストコロナ時代にも関わらず、メンズコスメの文化はまだまだ追いついていないのです。例えば、スキンケアをしたことがない方が、いきなりメイクアップ商品を使うことは想像できない。なのでまずは、肌の土台をつくってもらって欲しくて、初心者でも取り入れやすい「スキンケア」を開発しました。
- ROGENの「オイルリッチローション」はどのような特徴があるのでしょうか?
サラッとした質感や香りには、特徴があります。男性にも抵抗感の無いサラッとした質感は、多くのテスター・ヒアリングを重ねて実現しました。また香りは、ベルガモットとレモングラスを独自の配合で調合して、男女ともに人気だった調合を採用しております。
2. aircatalog present【エアプレ】導入前の課題

- リアルプロモーションの一環として【エアプレ】を導入いただきました。導入前の課題は何だったのでしょう?
顧客との接点が極端に減少したことは、課題に感じていました。メンズコスメは、まだ文化が根付いていないカテゴリーであるため、商品を体験していただくことは重要です。商品開発の際も、ユーザーにテスターを使ってもらいフィードバックをもらって、テクスチャーや香りの新しい発見に生かしていました。しかしコロナの影響により、ターゲットユーザーとのタッチポイントは少なくなってしまった。
- テクスチャーや香りは、リアルじゃないと伝えられませんよね。ターゲットは設定されていますか?
仕事や肌のステージが変わる、30代からのビジネスマンを想定しております。コロナ前は、ターゲットユーザーへのセミナー販売なども企画していたのに実現できませんでした。とはいえ、ブランドタッチポイントは重要。新規のリアルチャネルを探していました。
3. aircatalog present【エアプレ】導入の決め手
- 【エアプレ】を導入した決め手はなんだったのでしょうか?
1番は、ビジネスマンにアプローチできる点です。消費者との接点を持てないポストコロナ社会においても、福利厚生という新しい手法で「ターゲットユーザーに商品を体験してもらえる」ことは、とても魅力的でした。
- ありがとうございます!
ROGENはメンズコスメブランドですので、男性が主なターゲットです。これまでも口コミ・プレゼントサービスは探していたのですが、それらのサービスは女性の割合が多かったんですよ。
- なるほど。エアプレのプラットフォーム内が、男女比が5:5なのも特徴の1つかもしれませんね!今後【エアプレ】に期待することはありますか?
商品を体験していただいたユーザーに、オンラインインタビューなどできると嬉しいですね。ユーザーの行動様式や生の声を、マーケティングや開発に生かしていきたいです。
- ユーザーとの交流があると、新しい発想が生まれるかもしれませんね!
4. aircatalog present【エアプレ】を検討されている方へ一言

- 最後に、【エアプレ】を検討されている方へ一言いただけますと幸いです!
新しいものが好きな方や、情報感度が高いユーザーにアプローチできるのは【エアプレ】の良い点かなと思います。ブランドとユーザーのタッチポイントに課題を感じている方には、おすすめだと思います!